菱川さかく「最強同士がお見合いした結果1&2」GA文庫の感想

ここ2年間ほどで私が読んだことのあるライトノベルの中で、一番テキストのテンポがよく、言い回しが変にオタクくさくなくて心地よく目が走ったのがこれかもしれません。10冊以上出してる作家さんでも文章のクセが気にかかって物語に没入できないことって少なくないですものね(そこがいいんだ!って作家さんはそれはそれで別枠)。
もちろん内容もかなり気に入りました。

菱川さかく「最強同士がお見合いした結果」(GA文庫)、既刊2冊で1巻が出たのが今年2月、その月の月末にBookWalkerの電子書籍で購入して読み、その時点で気に入ったんだけど気に入りすぎてうまくblogに感想書けないまま今月2巻が出て。そんだけ1巻を気に入ってただけに2巻はBookWalkerで0時すぎに配信されてすぐ読みはじめて即日読破したのでありました。

こちらが1-2巻の表紙絵。
U35さんのイラストは適度にお色気があるんだけどこのヒロイン(達)にふさわしい清廉さも感じさせる、内容にマッチしたいい起用だと思います。
最強同士がお見合いした結果1_2表紙

冒頭試し読みなどもできるBookWalkerエントリはこちら。
最強同士がお見合いした結果
最強同士がお見合いした結果2

エスキア国最強の剣士≪獄炎帝≫ことアグニスは、仇敵イグマール国最強の魔術師≪氷結姫≫レファとお見合いをすることになった。
だが二国が講和するキッカケのはずのお見合いは、実際は相手の最高戦力を籠絡して取り込むための化かしあいだった!?

しかも何度お見合いを重ねても事態は進まず、会場を焦土に変えるばかり。
そう二人は戦場では最強だが、恋愛方面ではまったくのポンコツだったのだ!


ということで、剣と魔法のファンタジー世界を舞台にしたラブコメであります。
何がツボかって、分かる人には冒頭試し読みパートだけでも(私がそうだったように)ぐぐいっと引き込まれて続きが気になるかと思いますので、私が変にネタバレに気を使ってぐだぐだ書いてもしょうがない気もします。
基本的にタイトルどおりですし。

ということで、以下、内容に踏み込んだ感想。
スポイラー防止↓





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はむばね「お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか 2」富士見ファンタジア文庫の感想

5月19日に新発売となったライトノベル(2巻)の紹介と感想です。
お助けキャラに彼女がいるわけ2表紙

1巻(当時はナンバリング無し)を1月末に読んだときは、まだ続けられる終わり方はしていたけど、ファンタジア大賞への応募作で応募時点では1冊分しか構想してなかったんだろうしこれで終わりなんだろうなとしんみりもしていましたので。発売予定に2巻の名前を見つけたときはうれしさ半分・驚き半分というところでした。

1巻のときの感想エントリこちら → http://il2itaki.blog135.fc2.com/blog-entry-3399.html
Book Walkerでの2巻へのリンク → 『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか2
Book Walkerで冒頭ちょっと試し読みできると思います。

1巻を読まずにいきなり2巻読んでオッケーな内容ではありませんので、興味が出た方はまず1巻を読んでくださいませ。

さてさて、2巻の話。
まずこの2巻表紙にピンで居る女の子、1巻に一切居なかった子なんで買って読むまでは「誰だこれ?」ってなったわけです。
そこは中身読んで「おー!そういう子か……これはうっまいこと続き考えたものだーー」と感心しきり。
そしてカラー口絵では「こ……これはどういうシーンなのだ?」と本編への興味を掻き立てられまくって。
本編は、1巻が気に入った人なら100%支持できるものだと思います。
1巻で示した本作の持ち味、笑いどころ、各登場人物の魅力を見事に引き継ぎつつストーリー・物語世界を発展させた、なかなかの2巻だと思いました。

以下、1巻を踏まえつつ2巻の内容に踏み込んだ感想なのでスポイラー予防で。
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はむばね「お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか」富士見ファンタジア文庫の感想

今年1月20日に発売となった新刊、富士見ファンタジア文庫「お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか」(著:はむばね、イラスト:sune)を電子版で買って読んだので紹介と感想です。

お助けキャラに彼女がいるわけ表紙

発売日0:00回ってすぐにKADOKAWAのBook Walkerで読めるようになったので買って、読んで。
(Book Walkerへのリンク → 『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか
 買わなくても冒頭部分いくらか試し読みできると思う)
でもいろいろ忙しくてblogに感想書けませんでした。

blogに書く方針として、ネタバレばりばりしながら自分がこう感じたここが良かったって感想を書くのか、この新刊おもしろいよ読んでみてってネタバレを避けながら紹介勧誘をするのかも自分の中で決められなかったというのもあります。
できれば、内容がハマる人には事前に情報を入れすぎずに読んで欲しいという気持ちも強くて。

2エントリに分けるほど書くことがあるでもないので、前半にネタバレなし紹介勧誘、後半に若干ネタバレしつつ感想な感じにしようかと。

こちら、富士見ファンタジア文庫が主催しているファンタジア大賞の第30回の金賞受賞作として刊行されたものでして。
大賞・金賞&特別賞・金賞と順番がついてるらしい受賞作の中の席次は3番手ってことになるのでしょうか。
1月になってから同レーベルから新作テレビアニメ化された「グランクレスト戦記」の中で、大賞受賞作4作品同時発売のCMが流れてまして、これがなかなかどれも気になるタイトルや表紙イラストだなと思いまして。
やはり大賞作が気になる、しかしラブコメ愛好家としてはラブコメなほうを重視したいか……と悩みつつ。
どれを真っ先に読みたいかしばし考え、即日これを電子で購入、即座に読破。
後日、他の紙の本を買いに書店寄ったついでに大賞作の「カネは敗者のまわりもの」を購入(買ってきたけどまだ読めてない)。
さらに月末に残ってるBook Walkerのコインを捨てるのもったいないからって、電子で「恋愛至上都市の双騎士」を購入(同じくまだ読めてない)。
…と4冊中3冊を買ってしまったという。
CMや特設サイトの紹介を見るとどれも優劣つけ難く、おもしろそうだったんですもの!

特設サイト(受賞作の試し読み可) http://fantasiataisho-sp.com/
若干のネタバレ含みつつ選考評など掲載の大賞結果発表サイト https://www.fantasiataisho.com/contest/

残りの買ったやつも読んだら紹介や感想書きたいところですが。
まずはこちら、「お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか」の紹介や勧誘ってことで。
・・・・・・・・
まがうことなくラブコメです。
1冊完結です。
本編280ページ(Book Walkerの見開きページ構成は紙と同じページ割だと思う)なので、ラノベとしては平均少し厚め寄り、ぐらいでしょうか。今のラノベって260ページぐらいのが多いですかね。
受賞後に編集さんがついて内容を大きく膨らませた後、ざくざく刈り込んでこの量にしたらしく、ぎゅぎゅっと中身が詰まりまくってます。
ラブコメならなんでも来いなラブコメラノベハンターな方には迷うことなく全面的にお薦めできます。私が基本的にコレ。
逆にラブコメは苦手だー読まないーーって方にはまったく向かないと思います。
ラブコメ読んだり読まなかったり、内容次第で好いたり好かなかったり、な方にはあまり内容触れずに決めてもらうのは難しいなあ。ちょーっとクセはあると思うし、万人向けではない感じもするが…… オタク向けな、「お約束」事項が好きな方向けの内容でもありますし。
表紙・カラー口絵・挿絵はすべてsuneさんが手がけられてて、これもなかなかお色気が……

作品紹介や冒頭結構試し読みできるので、変に私がここに書くより読んでもらったほうが早そうですが。
主人公とヒロインと(そして+2人の主要クラスメートと)の間ではしばしば、言いそこないや聞き間違いや誤解が発生するわけなんですけど、そのせいで2人の仲が険悪になったり、過度にこじれたり、苦しんだりってことは起きません。
読んでて、主人公(あるいはヒロイン)に感情移入しすぎて心が苦しくなることも、私はありませんでした。
もちろん1冊の中で承から結に向かう間にきちんと転は用意されていて、そこを2人で乗り越えなくてはいけないイベントはあるのですが。そこを含めても、「読んでて辛くなるのはやだなー、ハッピーなのがいいなー」って人も大丈夫になってます!

紹介・勧誘はこんなところで、以下、ネタバレしつつ自分の感想をば。
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ライトノベル「冴えない彼女の育てかた」12巻,GS3読みました

と、いうわけで、テレビアニメ2期【♭】を全話見終えてから手を付けて刊行済の巻を読破しているライトノベル、「冴えない彼女の育てかた」の感想も、これでラストになります。
12巻が2017年3月発売、Girls Side 3が2017年6月発売でした。

この2冊、2冊で1つというか一対というか。
劇中時間で、安芸倫也や加藤恵、澤村・スペンサー・英梨々で言うと高校3年生の9月第4週から10月第2週までの3週間、この完全に同一な時間帯の表と裏なのです。
Girls Side 3はいつものように安芸倫也不在の女性陣(今回はわりと伊織もでしゃばってきてますが)だけが顔合わせて話が進んでた場面を描いてますが。
12巻は12巻で、ナンバリングというよりはTomoya Sideでありまして。倫也の目の前で起こった、倫也に見えてることしか書かれていない。
この劇中3週間は過去のGS1,2どころでなく倫也に見えてないところでいろんなことが起こりすぎてまして。GS3を読むか読まないかで、12巻も、それより前に11巻以前も解釈がかなり変わってくるやっかいな構造になっています。
アマゾンのカスタマーレビューなどで「GS3は12巻と同時発売するべきだったんじゃないか? 普通に3ヶ月空けたのは失敗だよ」という意見が多数見られるのも納得です。

もっとも、そのあたりで「12巻だけ読んだ時点は12巻の評価が低かったのですけど、GS3読んでちょっと上に戻しました」ってあるのは、そうかー?ってなってます、私の個人的に。
私はわりと12巻で倫也が採った選択も、またそのような選択を迫られるストーリーも、かなり好きでした。理解できました。俺でもそうする、倫也かっこいい、そう感じました。そこはあんまりマスには共感されなかったみたいなんですけどね。私は共感してた。
なので12巻単体でも十分評価が高くて、GS3が出て「なにーーーー! これは12巻もそれより前の巻も見直さねばならないではないか!!」とはなっても、下げた12巻の評価を上げ直すことにはなりませんでした。上げ直せる余地が残ってないんですもの。

しっかしGS3の加藤恵がもうちょーぜつ愛おしい。
11巻の加藤もすんばらしかったけど、その2手は上を行ったな。
しょっぱなの霞ヶ丘先輩と澤村・スペンサー・英梨々とのやりとり含め、すんごくアニメで見たいです。
アニメがどうしても無理ならボイスドラマ化してくれないかなあ。
声優さんに芝居つけてもらいたいよこれさぁ……

さて、どうやらあと1冊、13巻にて「冴えない彼女の育てかた」は完結となるそうです。
あまり余計なことはせず、すぱっと畳むみたい。
いいんじゃないでしょうか。すごく楽しみです。
12巻とGS3で共通のエピローグが、13巻がどうなるんだどうなるんだって興味惹きまくる終わり方になってましたしね。


さて、もっかいGS3読み直してこよ。
もうこれで20回ぐらい読んでる気がするけど。

ライトノベル「冴えない彼女の育てかた」8~11巻,GS2読みました

買うのも読むのも、最新の12巻とGS3まで届いてるのですが。
この2冊だけで書きたい感想がかなり長くなりそうなので、あえて分けます。

Girls Side2は、前のGirls Sideと同じく、主人公の安芸倫也の目と耳を通した主人公一人称視点のドラマが描かれた本編ナンバリングから外れた、倫也が不在な場所でヒロイン同士(あるいはその他登場人物)がなんかかんか進展したエピソードを集めたものなので。本編ナンバリング内で倫也の目に写ったヒロイン達の、倫也が知らないうちの関係性の変化や決心といったものの真相が描かれており、わざわざ別冊扱いにしなくても思いっきり本編そのものじゃねーのって感じであります。
基本的にGSが出る直前の本編ナンバリング巻最中の時系列の補完になってることが多いので、8→9→GS2→10→11(→12→GS3)と読み進めるのがベストですね。


おっと、7巻までの感想のちょっと補足
 http://il2itaki.blog135.fc2.com/blog-entry-3265.html
テレビアニメ2期【♭】最終12話で、2度目の六天場モール行きが7巻までになかったから後からとってきたのかなー?ってやつ。
8巻後半にありました。ここからとってきてたんですね。
もちろんそのぶん時系列と理由・動機が変更になってるので。どっちが好きかって微妙かなあ。
原作8巻では、GW後半に新作プロットに詰まってしまい、ネタ出しデートしよう!ってことでずーっとICレコーダー回しながらモールを見て回ってたってことになってたんですね。これはこれでアリなので。
加藤が自発的に安芸くんを誘っていったって♭のほうも萌えるんですけども。
テレビアニメがさらに3期に続くかどうかまったくの未定だから、ナイスイベントのこれを2期で見せてあげようって判断なのでしょう。ここでの加藤がすっごく良くて♭11話見ててうれしかったし、もしも♭の売上が好調で「よし、3期もやろう」ってなったときにむむむってなるかもしれないですけど、ならないかもしれないしで。


閑話休題。
この5冊の展開、ものっすごくおもしろかったです。
加藤の変化がもう激萌えだし。
ここまでたどり着いてこその「冴えない彼女の育てかた」だわぁ……ほけーーー……ってなりました。
11巻の表紙イラストと帯に抜かれた本文セリフはもう破壊力高すぎて反則ですよ、あれ。
中身にはさらにすごいイベントありますからね!
主要登場人物はテレビアニメ2期までにほぼ出てきて声ついてるので、文章を読み進めて行ってても脳内で声優さんの演じてるかのように再生できるし、なんならキャラの動きも構築できないでもないし。そしてそれをやはりちゃんと想像ではないテレビアニメで見たい!と思える。すっごい魅力的なストーリーとシーンがたくさん。
下手したら、アニメ1期2期になった原作7巻までよりもっとずっと好きかもしれません、このあたり。
読者としてヒロイン加藤恵に抱いていく気持ちの変化が、どことなく作中での安芸倫也が加藤に対して抱いていく気持ちの変化に一致していってました。感情移入というのとはまたちょっと違って。
また、GS2の一泊二日編が大好きになりました。
こんな素晴らしいライトノベルに出会えた。私が知らないところで人気が出てアニメ化の話が出て、その1期放映・配信を私が見て気に入って、原作も買って読もうとなった。それに感謝です。

この7巻から11巻あたり、通してに加えてバラでここ読み直したいっていうのも含めると5回か6回は読み直してるかも。ここ10日ほどで。
それには12巻とGS3の展開で、「ぎゃー、こんなことが後から分かるなら、前の話も読み返さないとじゃないか!」ってなったのでありまして。
また1-7巻とGS1は、テレビアニメとの違いの確認などもしたく、原作読んだ後またテレビアニメを見返して、さらにラノベを読み返して、とかもしてます。
時間足りねぇ(苦笑)
プロフィール

western0221

Author:western0221
2010年7月30日にIL-2 1946を始めました。
好きなアニメは「ダーリン・イン・ザ・フランキス」「刀使ノ巫女」「多田くんは恋をしない」「グランクレスト戦記」「ひそねとまそたん」「フルメタル・パニック! IV」「Lostrage conflated WIXOSS」「SAO ガンゲイル・オンライン」「BEATLESS」「ゲゲゲの鬼太郎」「CCさくら CC編」「ブラッククローバー」「ラストピリオド」「ニル・アドミラルの天秤」。

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